活版印刷の魅力

金属の活字が持つ”力強さ”を自然素材の紙がうけとめる”やわらかさ”が最大の魅力です。
紙に押し込まれた文字のへこみ。へこみが創る文字まわりの光沢。やわらかな曲線。
インクのかすれ具合までもが「古き良きもの」を主張しています。
多色印刷でも高精細印刷でもない「昔ながらの古くさい」やり方ですが、なぜかあたたかく、やわらかく。
デジタル一色のなかにあって、”静かで端正でほっとするもの”ではないでしょうか。

版の材質は、亜鉛を使います。
活字を拾って組み上げる方法も考えましたが、レイアウトの自由度が低い、いまとなっては字体の選択肢がほぼないことから断念しました。
この版は、AdobeイラストレータEPSデータで自由につくれるので、デザイナーさんの力量をしっかり受け止めることができます。

すこし厚さのある紙に押し込まれた文字が印刷されるのが『活版』の最大の特長です。
文字の周囲に形成される”へこみに反射する光”がたいへん優美で、環境光によって変化します。この特別な名刺を受け取られた方は、持つ人の”志”や”想い”も同時に手にされることになるでしょう。

この版は、AdobeイラストレータのEPSデータから制作します。
活字を使った版よりもはるかに圧力に強く、文字の高さが均一にできるため、印刷の品質を高い次元で保持できます。
Rogotypeを使用できますし、自由にレイアウトできるため、デザイナーの意志をほぼ完全に具体化することができます。

エンボス(型押し)も可能です。
Rogotypeを”無色”とすることもできるので表現力の選択肢が増えます。
なによりも”安っぽい”をさけることができます。
名刺は、持つ人の”人となり(人格)”を表現するツールでもあります。

用紙は、3種類、インクの色は4種類を標準でご用意しています。
もちろん、これ以外の仕様にも対応します。
名刺以外のご要望にも対応いたします。
ぜひ、ご相談ください。